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自身の既得権は守り、他人の利権は奪え
門戸開放政策と棍棒外交の使い分けは、鎚と鉄床戦術の応用ともいえる。たとえばGoogleは「もっとも使いやすい検索エンジン」という絶対負けない事業と、「もっとも使いやすい検索エンジンに表示される広告」という絶対勝てる事業を組み合わせて急成長した。Googleは、もっともオープンソースを事業に活かしている企業だが、一方で検索エンジンやリスティング広告をオープン化する、という話は聞かない。成功しているとは言いがたいソーシャル分野では共通API仕様である「OpenSocial」を発表し、ライバル企業の独占を崩そうとしている。アップルはHTML5はオープン、Flashはアドビ1社がコントロールしているクローズドな技術としてiOS版を拒否したが、iPhoneアプリを独占的にコントロールしているのはアップル自身だ。自身の既得権は決してオープンにせず、他人の権利は自由や公平性を主張して奪い取る。ビジネスの世界で是非とも真似しなければならない。
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